インターネット予約受付

おおの耳鼻咽喉科クリニック
耳鼻咽喉科
小児耳鼻咽喉科
アレルギー科

〒489-0971
愛知県瀬戸市西本地町1-70-1
TEL: 0561-21-2100

鼻の日帰り手術について

お薬でコントロールのできない鼻づまりや鼻漏・においの障害などに対して外科的手術は以前より行われていましたが、ほぼ入院での治療が必要でした。

ところが近年、内視鏡や止血器械のめざましい進歩により出血や痛みを最小限に抑えた手術術式が開発され、日帰りでの手術でも安全に行うことが可能となってきました。

もちろん症例によっては入院での全身麻酔下手術が適している場合も多くあり、見極める経験と技術も必要とされています。

当院ではこれまで1,500件以上の鼻手術経験を持つ院長が対応しており、当院での血液検査やCT・においの検査などでしっかりと病態を把握して、最新の日帰り手術を提供いたします。

なお、全身麻酔の必要な小児の方や重症な方、たくさんの持病を持たれている方などは近隣の総合病院へ紹介致します。

安心してご相談ください。

       

花粉症・アレルギー性鼻炎の日帰り手術について

■ 花粉症・アレルギー性鼻炎に対する下鼻甲介ラジオ波凝固治療


毎年花粉症の季節になると薬が手放せないが眠気や鼻閉が強くてお困りの方、年中鼻炎による鼻汁・鼻閉にお困りで薬をいつも服用しなければいけない方に有効な治療法です。一般的なレーザーでの下鼻甲介粘膜焼灼術と比較して、以下のような特徴があります。

粘膜下の組織を凝固・変性させるため、鼻粘膜腫脹の強い方にも有効

〇直接焼く訳ではないので、術中の嫌な煙やにおいの出現が少ない

〇レーザーと比べ、より長い効果持続が期待できる (1~2年以上) 

〇特に市販の点鼻薬などの常用により下鼻甲介粘膜の腫脹が強く鼻つまりの強い方に有効

レーザーに効果が不十分な方にも効果が期待できる

△細い針ですが、直接粘膜下に刺入しなければいけないため直前の麻酔注射が必要 

△電極を粘膜下に刺入するため、術中鼻を押されている感じがする

△粘膜下組織を凝固・変性させるため、創部の治癒が遅め

 治って痂皮(かさぶた)がつかなくなるまで数週間の期間が必要 


処置時間自体は、両鼻でレーザー同様5~10分程度です。 術前の麻酔もあわせて30~40分程度のお時間が必要となります。 鼻のなかにガーゼを入れて表面麻酔を行った後に注射でも麻酔をしますので痛みはほとんどありません。 施行後は吸入した後、そのまま帰宅していただけます。

鼻に注射する麻酔薬を用いますので、麻酔薬にアレルギーのある方や心臓疾患のために血を固まりにくくさせるお薬(バイアスピリンなど)を内服されている方はご遠慮いただいております。

施術に際しては、午後の診療時間前での施行となります。 予約制となりますので、ご希望の方は受診の際にご相談ください。(術前検査・問診が必要となります。すでに当院での施術済の方は不要です。)

スギ・ヒノキ花粉症をお持ちの方は、効果減弱の可能性があるため症状が強い時期の施行は推奨されていません。翌年度の飛散シーズンに間に合わせるために、1月までの施行をお勧めします。

■ 慢性鼻炎・鼻中隔弯曲症による重度の鼻閉に対する手術

(鼻中隔矯正術・粘膜下下鼻甲介骨切除術)


鼻炎持ちでどんな飲み薬や処方された点鼻薬をさしても鼻閉・鼻汁などが改善しない方、レーザー治療を行っても鼻症状が改善しない方のなかには、もともと鼻の構造に問題がある可能性があります。 鼻の中は左右の鼻腔(びくう)を仕切る鼻中隔(本来はまっすぐです)と、鼻に入ってきた異物や細菌、ウイルスなどを鼻汁を出して捕まえたり鼻を通る空気の加湿を行ったりする鼻甲介(びこうかい)と呼ばれるひだで複雑な洞窟のような構造になっています。 鼻中隔がもともと曲がっている方や、鼻甲介が鼻炎の影響や環境の影響で腫れたままになってしまっている方は、鼻腔の隙間が狭くなってしまうため年中鼻閉や鼻漏に悩まされていることが多いのです。 

このような患者様に対しては、鼻の形態を直し通りをよくする手術が必要となります。しかしこの際に最も大切なのは鼻がもともと持っている重要な役割(加湿・異物の排除など)をなくさないことです。当院では極細の内視鏡を用い、詳細な観察をしながら弯曲の適正な矯正と下鼻甲介の適切な減量を院長の豊富な経験をもとに施行しています。

 なお、当院ではすべて局所麻酔での手術となります。 鎮静剤や鎮痛剤の使用でも手術が困難と考えられる方(小児・高齢の方・基礎疾患をお持ちの方など)・弯曲が強く術後合併症が予測される方には総合病院での全身麻酔手術をお勧めする場合があります。


手術の流れと術後について

~手術まで

手術希望のある方には、外来でお話しを伺い適応があるかの検査を行います(CT、内視鏡検査、採血など)。ご本人と相談の上、ご納得いただけましたら手術日の仮押さえ、術前診察日(手術2週間前程度)の日程を調整します。 この際、持病で内服している薬や常用しているサプリメントなどできるだけ詳しく教えてください。 術前診察日には血圧の測定や、同意書の説明・手術当日の予定などをご説明いたします。


手術当日の流れ

当日、直接お車を運転しての来院はお控えください。麻酔の影響で帰りにお迎えが必要となる可能性があります。

受付後は以下のような流れとなります。

  ベットに横になり、術中の操作に対する麻酔および患者様の不安を軽減させるための薬の点滴投与を行います。

    鼻の中に麻酔のガーゼを挿入した後、切除する部位に止血と麻酔を兼ねた局所麻酔薬の注射を打ちます。

    麻酔がしっかりと効いたのを確認した後、鼻の孔から内視鏡(3mm程度の太さです)およびメスや鉗子、組織を吸引除去する器械を挿入し手術を行います。鼻中隔の粘膜を切開し、中の曲がっている軟骨および骨組織を一部除去もしくは削りまっすぐに矯正します(鼻中隔矯正術)。下鼻甲介も同様に粘膜を切開し、骨および粘膜下の組織を減量してきます(粘膜下下鼻甲介切除術)。

    出血を電気凝固で止めたあと、止血用のスポンジを両鼻のなかに挿入して手術終了です。手術時間は出血の程度により異なりますが約1時間~1時間半程度です。

術後は、再出血の防止および麻酔薬の覚醒の目的で1~2時間の間ベット上安静とさせていただきます。帰宅可能と判断できたら、ご自宅で継続いただく内服薬(抗生剤・止血剤・痛み止め)を処方しお帰りいただきます。

手術後について

 帰宅後、無理に仕事などせず翌朝まで安静をお願いします。 夕食は通常通りとっていただいて結構です。

両鼻のなかに入ったスポンジのために抜去までは鼻呼吸ができません。 

翌々日~数日後に再度受診いただき鼻内に入れた止血用のスポンジを抜去します。麻酔は基本的に使用しないため違和感を感じる方が多いです。また抜去の際に出血が生じることがあります。抜去後は点滴を行い、止血剤を投与します。

しばらくの間、鼻の粘膜が再生・治癒するまでは出血・かさぶたの付着が続きます。ご自宅での鼻洗浄・通院での鼻処置・吸入(可能であれば週1~2回)が必要となります。


術前CT

術後1年半

蓄膿症(慢性副鼻腔炎)の手術について

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に対して、鼻茸の切除および原因となる副鼻腔の出口の粘膜や骨組織を取り去って正常な状態へと戻す手術です。以前は歯ぐきをメスで切開し、直接顔の骨を削って副鼻腔を開放・清掃していましたが、現在では機械の進歩により細い内視鏡を鼻の孔から挿入して観察しつつその横から切ったりつまんだり電気で凝固させたりする細い器械を入れ、病気の原因となっている病的な粘膜や骨組織のみを切除することが可能です。これにより安全かつ侵襲の少ない安全な手術が短時間で行えるようになりました。

なお、当院ではすべて局所麻酔での手術となります。 鎮静剤や鎮痛剤の使用でも手術が困難と考えられる方(小児・高齢の方・基礎疾患をお持ちの方など)には総合病院での全身麻酔手術をお勧めする場合があります。


手術の流れと術後について

~手術まで

手術希望のある方には、外来でお話しを伺い適応があるかの検査を行います(CT、内視鏡検査、採血など)。ご本人と相談の上、ご納得いただけましたら手術日の仮押さえ、術前診察日(手術2週間前程度)の日程を調整します。 この際、持病で内服している薬や常用しているサプリメントなどできるだけ詳しく教えてください。 術前診察日には血圧の測定や、同意書の説明・手術当日の予定などをご説明いたします。


手術当日の流れ

当日、直接お車を運転しての来院はお控えください。麻酔の影響で帰りにお迎えが必要となる可能性があります。

受付後は以下のような流れとなります。

  ベットに横になり、術中の操作に対する麻酔および患者様の不安を軽減させるための薬の点滴投与を行います。

    鼻の中に麻酔のガーゼを挿入した後、切除する部位に止血と麻酔を兼ねた局所麻酔薬の注射を打ちます。

    麻酔がしっかりと効いたのを確認した後、鼻の孔から内視鏡(3mm程度の太さです)およびメスや鉗子、組織を吸引除去する器械を挿入し手術を行います。閉塞・狭窄した副鼻腔の出口の骨を削り病的なポリープを吸引・切除します。副鼻腔炎の原因が鼻の構造にある場合、前述の鼻中隔矯正術や粘膜下下鼻甲介骨切除術を追加する場合があります。

    出血を電気凝固で止めたあと、止血用のガーゼを鼻のなかに挿入して手術終了です。手術時間は副鼻腔開放術のみであれば両鼻で1時間程度です。出血が多い場合には、1時間半~2時間かかることがあります

術後は、再出血の防止および麻酔薬の覚醒の目的で1~2時間の間ベット上安静とさせていただきます。帰宅可能と判断できたら、ご自宅で継続いただく内服薬(抗生剤・止血剤・痛み止め)を処方しお帰りいただきます。

~手術後について

 帰宅後、無理に仕事などせず翌朝まで安静をお願いします。 夕食は通常通りとっていただいて結構です。

翌々日~数日後に再度受診いただき鼻内に入れた止血用のガーゼを抜去します。麻酔は基本的に使用しないため違和感を感じる方が多いです。また抜去の際に出血が生じることがあります。抜去後は点滴を行い、止血剤を投与します。

しばらくの間、鼻の粘膜が再生・治癒するまでは出血・かさぶたの付着が続きます。ご自宅での鼻洗浄・通院での鼻処置・吸入(可能であれば週1~2回)が必要となります。

クリニック案内

医院名
おおの耳鼻咽喉科クリニック
院長
大野 伸晃
住所
〒489-0971
愛知県瀬戸市西本地町1-70-1
診療科目
耳鼻咽喉科
小児耳鼻咽喉科
アレルギー科

電話番号
0561-21-2100
おなかをクリックしてみてね♬